三宅家・島屋
浅口郡鴨方村
地頭下村に大三宅、小三宅の地名があります。もとはそこの地頭(荘官、名主か?)であったといいますが、正徳年間、地頭上の塚村家が地頭を勤めることになりましたので、鴨方へ移住したようです。
玄流の名は国久、玄流は通称、医術を深く研究して、少しも栄達を望まず、住居も門もなく、雨露をしのいで膝を容れるに足るような狭いもので満足しました。俳諧にも長じ、元禄五年夏、芭蕉門下の僧惟然が粟津無名庵再興勧化のために中国地方を回り鴨方に来たときに俳諧の応酬をしました。
玄流の墓碑に「児島氏玄流・・・」とあり、新しい累代墓に入れられた家紋は「丸に剣酢漿草」、この家も南朝の忠臣児島高徳の末流になるようです。
浄光寺本堂右手の塀に沿って三宅家の古い墓があり、そこにらんとうが十基ほど並んでいます。
十右衛門長茂――+――四郎右衛門 慶長19 | 元和8 室 | +――七兵衛 | 元和9 | +――又左衛門茂久――+――六郎兵衛満久 ――四郎右衛門舎久――+――才蔵 万治1 | 万治2 宝永7 | 元禄14 室 | 室 室高戸氏 | | 室 +――玄流 | | 元禄16 +――女 | | 高戸與市兵衛妻 +――重右衛門国久 ――+ | | 享保17 | +――又左衛門 | 室 | | 正保4 | | | 室 +――女 冨山秀部妻? | | | | +――女 +――女 高戸正次妻 | 高戸與市右衛門妻 | | +―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――+ | +――久次郎崇久――+――茂八郎 宝暦4 | 正徳1 室高戸氏 | 室三宅氏 +==嘉平次敬久 | 高戸氏 | 室崇久娘 | +――常吉直久――常吉義久――+――正太郎誠久 天保6 嘉永2 | 天保8 室高戸氏 室小野氏 | 室高戸氏 +==恵作 | 某氏 | 安政5 | 室中島氏? | +==倉三 ――+――岡次 ――+――久一郎 ――+ 高戸氏 | 昭和15 | 昭和36 | 明治28 | 室井上氏 | 室片山氏 | 室原田氏 | | | +――絹次郎 +――シズ | | 山田稲美妻 | | | +――忠夫 ――宏幸 | | 昭和49 | | 室 | | | +――清 | | 室藤本氏 | | | +――千代 | | 田使良妻 | | | +――芳 | 飯田重夫妻 | | +―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――+ | +――男 | 室井上氏 | | +――男 平成13 室塩見氏
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絹次郎 ――+――孝一 ――+――男 室佐藤氏 | 室有馬氏 | | +――男 | | 室上岡氏 | | | +――男 | 室 | +――正夫 ――+――男 | 室宗像氏 | | +――女 | | 中森義夫妻 | | | +――男 | 室守屋氏 | +――左平 | +――治代
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分家(小室)
平太夫吉久――佐太夫峯久――+――富 享保10 | 三宅崇久妻 室 室高戸氏 | +==嘉平次敬久 ――+――光 高戸氏 | 高戸維慶妻 寛政10 | 室崇久娘 +――十蔵信久 ――+――富三郎政久――+――熊 | 室柳本氏 | | 安延政弘妻 | 室高戸氏 | 室 | | 室小野氏 | +――女 | +――仲 文久2 +――忠蔵 中西克寛妻 高戸家嗣
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