西山家
浅口郡柏島村
古い墓碑には俗名がありませんが、どうやら吉井から西山に改姓しているように見えます。
吉井 西山 某 ――某 ――某 ――信安 ―― 一信――五良兵衛信春――+――男 寛永17 宝永5 宝永5 宝暦8 安永4 文政6 | 文政6 室 室 室 室 室 室原田氏 | +――五左衛門信久――+――勇介 嘉永6 | 天保3 室北村氏 | +――五左衛門基造――+ 明治14 | 室山本氏 | | +――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――+ | +――隆平 ――壮治 ――孝士 | 大正4 大正9 昭和64 | 室明石氏 室 室 | +――晴吉 ――正一 ――正太郎 | 大正7 昭和28 昭和63 | 室 室 | +――女 田中用介妻
七代信久妻は田中夫介忠恒妻と姉妹になるようです。
この分家から渡部(渡邊)家に嫁いだ人が居るようです。
上写真墓地に、武田氏に見せていただいた系図に一致する墓誌を見つけたのが調査のきっかけでした。
武田家へ嫁いだ宇野の妹に「玉島柏島西山様へ」と記されています。
「西山宗政
加藤塁子霊 川辺村士族加藤良左衛門次女明治八年七月三十日歿年三十一」
という墓碑が、吉井家の墓碑列中にあり、向かいに上写真のような区画があります。区画の中には、吉井武左衛門満辰夫婦の墓碑、吉井豊信寄之という燈籠、吉井氏若純嫡女於満という墓碑が混在し、西山家と吉井家の縁が深いことが判り、両家は異姓を名乗ったもとは同じ家ではないかとも思えます。
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與十郎宗信――重兵衛信理――與十郎信勝==與十郎宗英――與十郎信英――+――元 ――千 宝暦8 安永4 文政13 西山氏 大正2 | 昭和9 平成19 室 室 室田辺氏 明治22 室大野氏 | 室 室大野氏 | +――彰 ――+――可也 | 佐々木正策養子 | | 後復籍 +――文也 | | | +――仁吉 | | | +――富佐子 | | | +――佳 | +――栄 | 大正2 | +――保荘 | +――庵 | +――緑 大平駒槌妻
信勝妻は田辺但馬二女とあり、但馬という通称から職業は神職と思います。
宗英は同族五郎右衛門延之の次男で、宗族信勝に子がなかったので養子となりました。妻大野氏との間に四男四女をもうけますが、三男一女が夭折しています。
信英夫婦の墓誌は三島毅(中洲)の撰です。
緑は住友出身の満鉄副総裁、枢密院顧問官を勤めた大平駒槌に嫁いで四子がありました。
五郎右衛門延之――+――有信 | 明治九 | 室神田氏 | +――定五郎 信勝跡嗣
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