浦野家
賀陽郡庭瀬村

信州小県郡浦野庄よりはじまります。
信州浦野城主並びに上州吾妻郡大戸城主で、信州の東昌寺を開基、上州全透院を中興開基しています。
武田信玄の家臣とって本領を安堵され、信玄妹は浦野氏へ嫁いでいます。
武田家滅亡後は会津の上杉景勝に仕え、移封に従い最後は福島県伊達郡築川城に入りました。景勝の妻は信玄の娘です。
その後廃城となって浪居、再び松平出雲守に仕官しましたが断絶して浪居、その後安永九年藤太夫陳之の二男弥一兵衛思明が備中庭瀬藩主板倉勝興に仕えました。

三河守重年――若狭守重賢――民部介重隆――＋――某
天正３　　　　慶長５　　　　慶安５　　　　｜
　　　　　　　室　　　　　　室　　　　　　＋――某
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＋――主膳重陳＝＝藤太夫陳之――＋――女
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　正徳１　　　高橋氏　　　　｜　　志村茂兵衛妻
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　室　　　　　宝暦１０　　　｜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　室重陳娘　　　＋――女
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｜　　佐藤寿慶妻
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＋――藤五郎陳陸
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｜　　寛政６
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＋――総助陳秀
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｜　　安永４
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＋――弥一兵衛思明　――＋
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｜　　文化４　　　　　　｜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｜　　室清水氏　　　　　｜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｜　　室清水氏　　　　　｜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｜　　　　　　　　　　　｜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＋――女　　　　　　　　｜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　遠藤弥五兵衛妻　　｜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｜
＋――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――＋
｜
＋――友五郎童形
｜　　安永３
｜
＋――女
｜　　安永９
｜
＋――治郎右衛門陳連――＋――澄右衛門陳期――＋――嶋太郎
　　　嘉永４　　　　　　｜　　嘉永６　　　　　｜　　天保１４
　　　室小林氏　　　　　｜　　室大森氏　　　　｜
　　　　　　　　　　　　｜　　　　　　　　　　＋――惣治郎陳連――＋――環一
　　　　　　　　　　　　＋――登美　　　　　　　　　明治４４　　　｜　　明治２０
　　　　　　　　　　　　　　　中村英知妻　　　　　　室中出氏　　　｜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　室楠氏　　　　＋――恵二
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｜　　明治５
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＋――小富
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｜　　根岸久平養女
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＋――陳誠　　　　＝＝孝俊
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　昭和２０　　　　周藤氏
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　室村田氏　　　　平成１５
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　室陳誠娘

弥一兵衛思明は庭瀬藩の郡奉行、後旗奉行席となり郡代を兼ねました。